MAOP7_v2

世界初の振動板素材MAOP(Micro-Arc Oxidation Process)とPluvia7HDの駆動部により37Khzまでフラットに再生規格外の広帯域スピーカーユニット

フルレンジユニットの性能の常識を超えた驚異的な広帯域スピーカーユニットです。MAOPコーンと旧Alpair7の流れをくむPluvia7HDの高性能駆動エンジンを最新設計のグラスファイバーシャシーに搭載したドライバーです。
MAOP7は一般的な12~20畳の環境に最適の設計で非常に繊細にかつダイナミックでスピード感のある原音再生をします。

Rectangular Wire採用のボイスコイル

MAOP_7v2は、ボイスコイルにレクタングル(平角)銅線を使用しています磁界の中での変換効率が丸線と比して30%程度効率が良いため駆動重量(MMD)を軽量化でき、また中域の渦電流の低減やコイルの折り返し部分が少なく表面積も大きく設計できるため、MAOP7v2の音質に全体域に渡って貢献しています。
また、コーン背面の開口がシャシーの素材変更により、広く大きくとった設計になっていますユニット自体の背面の流体は案外軽視される傾向がありますが写真の様にMAOP7v2は背面まで行き届いた流体設計が一目瞭然です。音質に貢献しています。

Nature Collection Series NC7v2新発売

MAOP_7の能力と美しい音色を100%発揮するエンクロージャーです 初代NC7は故村井先生が2017年ミュージックバードでこれが本当に小口径フルレンジの音なのか”と言う記事を書かれています。そのNC7がGeneration2として美しく生まれ変わりました。
NC11の設計思想を継承した楕円バスレフポートを採用し、無垢の銘木を浅村氏の匠の技で丁寧に組み上げ高級家具のような美しさは必見です。音質面でもNC7v2はを時間をかけて低域の自然さ豊かさを向上しさらにバージョンアップしています。試聴室に常備しておりますのでその音質を試聴にぜひご訪問頂きたいと思います。

詳細は上のメニューでNature Collections"をクリックして下さい。

MAOP(Micro-Arc Oxidation Process Cone)
強電界酸化結晶化プロセス

艶消し状の光沢を抑えた表面がMAOPシリーズの特長ですが、その表面処理の名称です。
この処理は、非常に強い電圧(700V)をかけたアルカリ電解槽の溶液に合金製のコーンを長時間(1~2週間)浸漬し表面を酸化させながら結晶を生成するプロセスを意味します。

このMAOPの詳細はAlpair10MAOPのページでMark Fenlonの説明がご覧いただけます。

この処理を採用する事で写真のようにコーンの表面が柔軟な無数の気泡(多くの穴が開いている)のある結晶体に変化します(この方法はコーン自体を変化させる方法でコーティングではありませんので質量増加は殆どありません)

左の写真はマイクロスコープでその表面を見たものです。スポンジの表面のように見える小さな結晶体と空気の穴が無数に見えます。この数週間のプロセスを経て生成されたメタルの山と空気の穴が再生音を自然なものにしています。

この表面を通過するマイクロレゾナンスパターンの発生するコーンでダンプすると言う新しい素材によりパルプ振動板に近いダンピング効果をメタル振動板に実現すると言う画期的な発明で、 非常に平坦な広帯域にわたる特性を実現たことで静かなドライバーと言われている理由です。


なぜ限定販売なの?
MAOPの音質にあたえる効果は大きなものですが、コーン表面の結晶化行程だけで2ヶ月以上のリードタイムが必要となります。となると限定生産商品として何とか1,2年に一回のサイクルで表面加工処理を依頼するという方法をとることになります。またアセンブルも取扱いがデリケートなため、自社工場の技術者とMark Fenlonの手で一つ一つ丁寧に組み上げ、T/Sパラメーターと周波数特性を確認しながらペアを決めていきます。こういった意味でも大切に末永く使って頂きたいもでるです。


サンプルT/Sパラメーター

  MAOPシリーズは全てのユニットを測定しその実測結果でペアリングします。
  そのデータはご購入されたユニットに添付されています。

  (下は2021年製造の1データです)
  • Revc=5.4 Ohm
  • Fo=76.84 Hz
  • Sd= 50.2 ㎠
  • Vas=3.96 Ltr
  • Cms=1.10m M/N
  • Mmd= 3.31 g
  • Mms= 3.38 g
  • BL= 3.63 T・M
  • Qms=2.60
  • Qes=0.70
  • Qts= 0.55
  • Levc= 21.163u H
  • No=0.287 %
  • SPLo= 86.60 dB
  • Xmax(1way) 4.5 mm
  • and Max power handling = 20W (nom)

図面

ご注文は、(株)フィディリティムサウンド info@fidelitatem-sound.jpまでお問い合わせ下さい。